食機能を考える会第11回総会 開催報告

4月23日 食機能を考える会第11回総会時に、講演会が行われた。『健康寿命の基礎は口にあり-歯科疾患と全身疾患の関連-』と題し東京大学先端臨床医学開発講座の鈴木淳一准教授にお話しいただいた。参加者は60名弱、遠くは長野市からも受講があった。

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長野県民の平均寿命は男女ともに日本一になっているが、健康寿命はそれに伴っておらず10歳前後短い。長野県における死因として全国比較の上で死亡率の高いのは血管疾患(脳卒中・心筋梗塞)である。冠動脈疾患・脳血管疾患となる共通危険因子(脂質異常症・高血圧症・糖尿病・喫煙・肥満)に対しては、健康エリートとしての長野県民はすでに対応済みであり、まだ解決されていない新しい血管疾患危険因子として歯周病がある。
歯周病が原因となる全身疾患はメタボリックシンドローム(糖尿病・高血圧・高脂血症・肥満等)をはじめ脳血管疾患・心疾患・腎炎・骨粗鬆症など数多くある。とくに糖尿病と歯周病は相互に増悪関係にあり、関連が重視される。鈴木先生は歯周病と循環器疾患・心疾患・糖尿病・肺炎・骨粗鬆症・認知症等それぞれに関連を説明された。長野県において健康寿命を延ばすために必要なことは“歯周病を減らすこと” 特に長野県では20~30代の歯周病罹患率が高く、早期に罹患すればするほど、重症化すればするほど関連疾患を増悪する可能性があり、健康寿命に関係してくる。
歯周病と全身疾患の相互関係を断ち、健康寿命の延伸を図るためには医科歯科の連携が重要であり、行政のバックアップも欠くことができない。このたび松本で医科歯科連携による先進予防医療研究会(D-CAMP松本)
が発足し健康寿命延伸への貢献を目標に松本市・松本市医師会・松本市歯科医師会の連携した組織活動が始まった。こういった連携が構築され、長野県の健康寿命が延伸されることを期待する。

なお、6月22日NHKのためしてガッテンにて鈴木先生が歯周病と全身疾患についてお話しされるという情報もいただきました。

飯田下伊那歯科医師会会員 食機能を考える会理事  西島 明 記)

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