飯田下伊那歯科医師会主催:市民公開講座 第11回口腔ケア講習会開催  

6月8日(日)飯田下伊那歯科医師会館にて 第11回口腔ケア講習会  飯田下伊那歯科医師会主催:市民公開講座が開催されました。当日の模様を紹介いたします。

6月8日(日)大阪の市立池田病院より歯科口腔外科主任部長・口腔ケアセンター長の大西徹郎先生をお招きし第11回口腔ケア講習会を開催した。

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レクチャー2時間、実技研修1時間の多職種向けの内容に約100名の参加者があった。
会場は参加者の熱気につつまれ、超高齢社会の中で多職種の口腔ケアへのニーズの高まりを感じるところだ。


口腔ケアのとらえ方として①最先端と最前線 ②標準化と個別化 という考えを示された。
口腔ケアに携わる職種(すそ野)も多種多様であり、対象となる個々のステージも多種多様、なおかつシームレスにエンドレスに継続を持って関わる事が必要となる。
歯や口の疾患治療を含め、適切な口腔管理と口腔ケアが口腔環境を整え健康寿命の延伸へと繋がる。
在宅へのシフトを図る地域包括ケアシステムの中で欠くことのできない分野になる。

①≪最先端≫は大学等の研究部門で担われ、エビデンス等に関わる。≪最前線≫は各地域社会で身近なその方に関わる多職種によって担われる。
口腔ケア・管理の必要なステージは1)乳幼児期2)急性期3)周術期4)療養期5)エンドオブライフ期と考えられる。ここには明らかに最先端と異なる環境・状況がある。
②≪標準化≫は“どこでも、だれでも、だれに対してでも”同じように口腔細菌の感染予防・口腔機能維持向上を目的とした口腔ケアの画一化を目指すものである。
≪個別化≫は異なるステージごとにその方の状況に応じたそれぞれのゴールを設定した いわばオーダーメイドの口腔ケアである。
経口摂取か否か、口腔の乾燥状態はどうか、痂皮の有無、出血状況、意識状態、指示内容への対応状況・・・・・ご本人及び家族等介護者、関わる職種の口腔ケア能力等様々な状況の中でのベストチョイスが必要になる。

口腔内細菌の全身への影響から唾液の関与をはじめ、口腔ケアの要点として、舌・口腔粘膜への対応・デタッチした口腔細菌の回収、義歯への対応等を口腔状態の評価法や細菌数・保湿度とまじえご講演いただいた。
非常にわかりやすい内容で、参加者にとっては口腔ケアを整理する大きな一助となったことであろう。
口腔ケアだけでなく“口腔看護”という言葉を使われ、口腔を皆で看よう(看という字は手と目からできる)と発信された。
日本口腔看護研究会が新たに発足し、長野県世話人を信州大学の栗田浩教授が務められる。


後半の実技研修は市立池田病院口腔ケアセンターの衛生士をインストラクターに口腔ケアの相互実習を行った。

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内容は脱感作を目的とした口腔周囲・唾液腺マッサージ、口腔内のマッサージとスポンジブラシ・歯ブラシを用いた口腔清掃を行った。

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クッキー《黒色》をデンタルプラークに見立て、オブラートを痂皮に見立て相互に口腔ケアを行う。また、2.5mlシリンジを挿管チューブと仮定しての口腔ケアも実体験として意義深いものであった。
参加者からのアンケート結果もレクチャーと実習の組み合わせは理解を深めるのに有効との評価であった

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