飯田医師会と飯田下伊那歯科医師会が初めての合同学術講演会開催

6月7日(土)超高齢社会を迎え、飯田下伊那地域における多職種連携が重要視される中で、今回 初めて飯田医師会と飯田下伊那歯科医師会の合同学術講演会が行われた。
当日の模様について 報告いたします。

『口を診ると何が分かるか~実地臨床に応用できる医科・歯科相補の知識』というテーマの多職種協働合同学術講演会である。出席者は90名、医師・歯科医師だけでなく看護師等の多職種の参加があった。

6月7日(土)超高齢社会を迎え、飯田下伊那地域における多職種連携が重要視される中で、今回 初めて飯田医師会と飯田下伊那歯科医師会の合同学術講演会が行われた。
『口を診ると何が分かるか~実地臨床に応用できる医科・歯科相補の知識』というテーマの多職種協働合同学術講演会である。出席者は90名、医師・歯科医師だけでなく看護師等の多職種の参加があった。

医師会側より、飯田病院耳鼻咽喉科 堀口茂俊先生(医師)が『医科と歯科の連携 ~耳鼻咽喉科の場合~』と題し、 歯科医師会側からは 市立池田病院歯科口腔外科主任部長・口腔ケアセンター長 大西徹郎先生(歯科医師)が『口腔内細菌が全身にどのような影響を与えるか ~その対応法としての口腔ケアが何を担えるか~』と題し、それぞれ講演された。

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堀口先生は耳鼻咽喉科と歯科の連携で効果的な治癒が認められた症例を基に連携の重要性を示されるとともに 口腔ケアに対する効果を問いかけられた(口腔ケアには前向きのエビデンスがない・標準化がされていない・ガイドラインがない)。 
それに対し、大西先生は口腔ケアの標準化と個別化について述べられた。対象となる患者・要介護高齢者等に対しシームレスにエンドレスに対応しなければならない。
手術前後の口腔管理をはじめ高齢者の口腔管理等における口腔ケアを含めた医科歯科の連携が健康長寿の延伸に繋がると締めくくられた。
この中で、DPC体制下の病院経営において、周術期口腔ケアを行うことは術後感染症や合併症のリスクを減少させ、早期のリカバリーに繋がり入院日数を短くできる効果があり、市立池田病院では医療費の経費が2%減少したと報告された。

会場からは周術期口腔管理について、病院歯科のある病院の医師からは院内マンパワーの不足についての危惧が、一方、病院歯科の無い病院医師からはどのようにして導入ができるかの質問が上がった。
また、在宅医療を行っている開業医師からも、歯科と連携を行うにあたってどうしたらスムーズに行えるかの質問があった。

今回、歯科医師会からは在宅医療支援歯科診療所(H26.6.現在飯田下伊那地域内28歯科診療所)の届出名簿を情報提供し、周術期口腔管理についても対応及び情報提供について説明した。
期待以上の反応があり、今後の医科歯科連携の強化への道筋の第一歩をしるすことが出来たのは望外の収穫であった。


厚生労働省の進める地域包括ケアシステムや在宅医療の根幹をなす地域内の多職種連携を見据え、医科歯科の相互理解と情報提供の周知が図られ、今後の地域保健・学術面での協働の必要性のコンセンサスが確認される良い契機になった。大西先生は今回の合同学術講演会を医師会とのキックオフであると表現された。まさに要を得た表現であり、まずは相手の力量を確かめ合い、組むに十分に足るか、応えられるか・・・・・・・・私ども歯科医師会もそれなりに覚悟して対応しなければならないと考える。


なお当日は1時間の予定を大幅に上回る2時間以上の内容の濃い講演会になったことも特筆に値する。
参加者 飯田医師会 26名 歯科医師会 33名 病院勤務看護師等 28名

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