学術部学会開催 [がんなどの手術前後の患者さんへの口腔ケアについて]

3月16日(土) 飯田下伊那歯科医師会会館にて「周術期口腔ケアについて(信州大学付属病院―飯田市立病院のケース)」をテーマに学術部学会が開催され 当会会員16名が参加しました

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口腔ケアの重要性は介護の現場だけでなく、医療現場でも認められてきており 特にがんや心臓疾患に伴う全身麻酔下手術の前後(周術期)における口腔ケアが全身状態を良好に保つことに大きく関与していることが認められてきて 近年は周術期の患者さんを担当医師とかかりつけ歯科医が連携して治療すること(周術期口腔ケア)が増えてきました。
飯田市立病院歯科口腔外科より鈴木滋先生をお迎えして 信州大学付属病院と松本歯科医師会間で行っているがん患者さんの入院前から退院後における口腔ケアの病診連携の状況を説明していただきました。 
昨年の実績として 信州大学付属病院で年間4千件ほどの全身麻酔下手術を施術している中で 医師から紹介されて周術期口腔ケアを行っている症例は月平均40~45ケース程 松本地域の歯科診療所への依頼は歯周処置が大部分とのことでした。

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がんなどの全身疾患の治療中には 口腔内粘膜に炎症を起こしたり 唾液が少なくなるなどで食欲が減退して全身の栄養状態が悪化したり むし歯や歯周炎が悪化して化膿した場合などにはがんなどの治療をいったん停止しなくてはいけない状態になることがあります。歯科医師や歯科衛生士が口腔ケアを行っている患者さんでは そのような症状の発症を抑えることが出来ることが 臨床からわかってきています

飯田市立病院でも年間2千件ほどの全身麻酔下手術症例があり 口腔外科歯科医師・衛生士が他科からの紹介で周術期ケアをする症例が最近増えてきているそうです。
松本地区での信大病院と地域歯科診療所間での病診連携の試みを参考にして 入院患者さんだけでなく通院患者さんへも口腔ケアを行うために飯田市立病院を含めた当地区の病院診療所と当会会員診療所と連携していけるよう話し合いを進めているところです。   

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