がん患者さんへの手術前後における口腔機能の管理への新しい取り組み 紹介

24年度4月の社会保険診療報酬改定では 「周術期(ガンなどの手術前・後期間)における口腔機能管理」が新設され ガンなどの患者さんに 病院担当医師・看護士と歯科医師がチームを組んで行う歯科的管理により 患者さんのQOL(生活の質)を向上させる取り組みが広く一般的に行われるようになりました。

がん患者さんをはじめとして重篤な疾患治療に際して 治療開始前から 治療中 治療終了後の全ての期間において 患者さんの歯科的管理の重要性が確認されています。
手術などの治療前に口腔内の疾患(むし歯や歯周病)の治療(応急処置も含めて)や口腔内清掃を行うことにより治療に伴って起きる口腔内の合併症を減らしたり 治療後の口腔ケアやリハビリによって 咀嚼や嚥下などの摂食機能の維持向上を計り 治療の合併症として起きることの多い口内炎の痛みを軽減したり 誤嚥性肺炎等の合併症を予防することができ 栄養状態を良好に保つことができるなどが最近の臨床データから立証されてきています。

長野県内でも その第一歩として 信州大学病院と松本市歯科医師会が協力して 病院と歯科診療所の医療連携に取り組むことになりました。信州大学病院と松本市歯科医師会の間での医療連携の取り組みの経験をたたき台として さらに磨きをかけて 長野健全地区に 病院と歯科医院との病診連携を広めていく予定とのことです。

歯科診療所の歯科医にとっては、がん患者さんの全身状態やどんな治療を受けているのか あるいはこれからどんな治療を予定されているのかという情報が入ることで患者さんの歯科治療の計画を立てやすくなり また 入院期間中に病院内で看護士さんなどが行う口腔ケアへのアドバイスをかかりつけ歯科医師が行うこともできるようになります。

飯田下伊那歯科医師会でも 食機能を考える会を通じて 当地区のがん診療連携拠点病院である飯田市立病院緩和ケア認定看護師の清水美恵子先生を迎えてガンの緩和ケアのひとつとして行われている口腔ケアの症例について話を伺うなど 病院と診療所の連携を深めております。 

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