講演概要紹介「認知証のリハビリテーションとかかえの環境」

10月3日 (土)食機能を考える改第6回例会より 講演会の講演概要を紹介をいたします。

 「認知証のリハビリテーションとかかえの環境」
   輝山会記念病院・総合リハビリテーションセンター総長
             本田 哲三先生(医師)

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 高次脳機能障害には失認・失語・失行・記憶障害・注意障害・遂行障害等があり、ヒトの統合機能に関係しています。認知症は筋力の低下と同じように脳の機能低下の一つであり、認知症と正常の中間に軽度認知障害(MCI)があります。MCIは前頭葉の機能低下で起こり、前頭前野の活性化で対応しています。
 認知症のリハビリテーションには機能回復的なアプローチと代償的なアプローチがあります。見当識訓練・機能回復訓練・ADL訓練(メモリーノート等)・環境調整(張り紙等)などの手法があります。
 検査法としては時計描記検査(3段階)があります。この方法で高次脳の機能障害がピックアップできます。
 脳には可塑性、冗長性があり、老人班等の脳の器質変化があっても認知症として発症しないケースも多々あります。また、脳機能が回復することも知られています。
 認知症になっても幸せに暮らすことができる。食べられ、身体的な健康があり、かかえの環境が維持されることで可能になります。住み慣れた環境(バリアフリーや家事への配慮を行い)で、家族はじめの支援者があり、食的支援等の生活支援があり、近隣の皆様とのコミュニケーションが確保できることでかかえの環境を整え、認知症の皆さんの在宅での生活が確保されます。認知症のリハビリテーションとともに、かかえの環境で幸せに過ごしていただけることも大切なことです。
 
 本田先生は「かかえの環境」作りミーティングを支える皆さんと行い、認知症の方の在宅生活のためのサポートを行われております。先生のご著書がありますので、以下に紹介いたします。参考になさってください。
「高次脳機能障害のリハビリテーション―実践的アプローチ」医学書院                                (文責 西島)

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