地域機関病院における『地域歯科診療所との連携による口腔ケア・摂食嚥下評価への取り組み』紹介

『地域歯科診療所との連携による口腔ケア・摂食嚥下評価への取り組み』
牧内敦子看護士(飯田病院栄養サポートチーム)
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食機能を考える会 第6回定例会 ケースプレゼンテーションより



飯田病院では栄養サポートチーム(NST)を作り 患者さんの栄養評価と適切な栄養療法の選択実施による栄養状態の改善-できるだけ腸管を使っての栄養摂取をめざす 医師・看護士・薬剤師・栄養士・リハビリ担当者・維持担当者の多職種でのチーム医療を行うために週一
回ずつミーティングを行っています。
以前の飯田病院では ST言語聴覚士 が不在で 摂食嚥下に関しての口腔ケアの方法が標準化されてないこと 嚥下のリハビリができない事 嚥下評価ができない事が問題点でした。

その点を改善するために
・摂食嚥下サポートのできる地域内他病院への転院
・歯科衛生士による口腔ケア勉強会の開催
・院外STによる嚥下評価実施
・地域の歯科診療所からの往診による歯科診療  等をおこなってきましたが

去年の5月よりJA歯科診療所により嚥下内視鏡での摂食嚥下評価・歯科衛生士による口腔ケア リハビリを始めました。

口腔ケアに関しては
・摂食訓練を開始するための前準備として負担が少なく簡単にできる方法として 氷 スポンジブラシ 円歯ブラシ(クルリーナ)を使っての口腔ケアを行うこととする。
・患者さんのベットサイドに口腔ケア・マッサージの手技のパンフレットを置いて術式を統一した。
・嚥下評価として内視鏡での検査(VE)を行うなどの取り組みが行われました。

平成20年5月から21年1月までにVE検査や口腔ケア・リハビリを行った46の症例のうち61%が経口での食事が可能となって退院しました。

平成21年度より
ST言語聴覚士が着任し 摂食嚥下や口腔リハビリに参加 介入するようになったことと
飯田下伊那歯科医師会に 口腔ケア 摂食嚥下評価を行う体制が出来たことで 
患者さんの必要に応じての口腔ケアへの介入が可能となって 地域全体の口腔ケアへの取り組みが改善されました。

JAの歯科診療所が口腔ケア・リハビリに介入した事で 摂食・嚥下 口腔ケア・リハビリに関して 飯田地区は全国でもトップレベルの対応ができるようになりました。その後 歯科医師会が 口腔ケア・リハビリに対応で切る体制が整って今につながっています。

現在 飯田病院では 病院に摂食嚥下 口腔ケア・リハビリの専門職がいない場合でも 地域の専門職との連携により専門的な口腔ケアや 嚥下評価 摂食訓練ができるようになってきました。また 現場スタッフが摂食嚥下 口腔ケア・リハビリに興味を示すようになってきました。

★まとめ★
施設 在宅へ患者さんが移行したあとの摂食嚥下機能維持向上 口腔ケア・リハビリのためには医師会 歯科医師会の支援体制も必要であり 地域の病院や施設、在宅で看護・介護の連携が望まれ  地域全体で介入して行く事が必要であると思われます。

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