食機能を考える会 第4回総会・講演会開催

4月11日(土)飯田人形劇場にて飯田下伊那歯科医師会関連団体の食機能を考える会第4回総会・講演会が開催されました。
他の職種の方とともに当会から8名の会員と上伊那歯科医師会から4名ほどの歯科医師も参加しました。

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平成18年4月に結成された食機能を考える会(会長 輝山会記念病院院長 原 修)が4年目を迎え、第4回総会が開催されました。
食機能を考える会は3月31日現在の会員数は105名で、
医師 歯科医師 薬剤師 看護師 保健師 介護支援専門員 介護福祉士 介護職 理学療法士 管理栄養士 栄養士 歯科技工士 歯科衛生士 など多職種の方が参加しています。

新年度活動に関しては、
研修会は前年度内容に加味し、今年度も継続する。
4月の介護保険の大改訂に即した研修内容を考える。といった今までの活動に加えて
地域住民の皆様のQOCの向上を計り「最後まで食べられる」という会本来の目的に沿うよう、節目の第5回総会に向け、今年度は多職種のネットワークとしての地域連携型のケーススタディーを行い、症例発表につながるよう活動する。ということが決議されました。
具体的な研修などの予定
研修会 摂食嚥下分科会:嚥下造影検査・口腔ケア
    栄養関係分科会:介護食
    介助関係分科会:食事介助法 を6月、7月、10月に予定
例会・症例検討会を11月に予定
勉強会 DVDを使った研修会を予定 とすることが発表されました。

総会に続いて開かれた講演会では
松本歯科大学  障害者歯科学講座 准教授松本歯科大学病院  摂食・嚥下リハビリテーション外来 主任 松尾雄浩一郎先生(歯科医師)から
アメリカでの介護が必要な方への摂食支援のための訓練法や治療の実態を御話していただきました。
特にアメリカでは、医療に関する全ての分野に共通することですが、摂食嚥下のための訓練方法に関して、摂食嚥下の過程のどこに障害があるかという適切な病態把握と、訓練にどのような効果があるかという論理的根拠が厳密に求められるということです。
その中で確立されつつある訓練法をいくつか紹介していただき、
あわせて、患者さん個々に合わせた訓練法の選択をするために必要な摂食嚥下障害の検査・評価の仕方も説明いただきました。
胃瘻を形成して口からの栄養摂取をしてない方の場合、口腔内には何もないので口腔ケア(主として口の中の清掃)が必要ないと考えがちですが、
口腔内には食事を取ってなくても、常に唾液や鼻からの分泌物が出てきて、
それが細菌の非常に条件の良い栄養分となって、細菌が繁殖し口腔内は汚くなっており、
患者さんは食事を口から採らなくても 細菌が増殖した唾液や、鼻からの分泌物を絶えずすこしずつ飲み込んでいます。
飲み込む時に 誤嚥症状があれば肺に入って誤嚥性の肺炎他いろいろな症状を起こす原因となります。
胃瘻で口から食事を取っていないのに口臭がある患者さんをしばしば見かけるのは口腔内で唾液や鼻からの分泌物中に細菌が増殖しているからです。
胃瘻のかたにも口腔ケアが必要という御話もしていただきました。
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講演会の最後には講師の方への質問コーナーがあり、
食機能を考える会企画会議の加藤譲司会員(輝山記念病院医師)「食機能を考える会のような活動をひろげていくにはどうすればいいか?」という質問があり、
講師の松尾先生は、「介護現場の方の意識を変えていくことが必要です。ターゲットを決めて、病院、施設のキーパーソンの方をこういう会の現場に引き込むことで、会の活動の場が広がっていきます。キーパーソンの方に内視鏡で嚥下撮影をしたもののようなインパクトのあるものを見ていただくなどをして 摂食嚥下支援の必要性を理解していただくことが重要です。」とのことでした。
また歯科医師の立場から上伊那地区の先生からの質問も在りました。
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講演会会場では、食機能を考える会に協力していただいている
株式会社サン・アイ 福祉部
旭松食品株式会社
株式会社クリニコ
ネスレニュートリション株式会社による展示 サンプル紹介が行われ、
関係する職種の方々が展示ブースにていろいろ質問などをしていました。


食機能を守る会では会員を随時募集しております。
事務局は飯田下伊那歯科医師会会館内にございます。


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