歯みがきタイムは親子のコミュニケーションのチャンス

タイに住む野生のカニグイザルというサルの群れを観察したところ、この群れのサルは人間の長い髪の毛を拾うと、両端を持って口に入れ、引き抜く動作を繰り返していることがわかったのだそうです。
つまり、歯間に挟まった食べかすを細い髪の毛で除き、掃除をしていると見られているのです。

更に母ザルたちの様子を詳しく観察すると、子ザルが前にいる時は目を合わせながら、毛をカチカチと平均6回噛み、一回の掃除に3秒かけ、いない時には3回しか噛まず、わずか1秒で終了。
つまり、子ザルの前では大げさな動作で歯の掃除をし、やり方を教えているよなのです。
動物の場合は、親が子どもに教えるという行為は観察されず、子どもが見よう見まねで自発的に学習すると考えられています。
人間と同じように、カニグイザルのこどもも まねっこ遊びがすきですし、母ザルはそれをよくわかった上で、歯みがきの方法を伝授しているんですね。

では、私たち人間が親から子へ歯みがきの仕方を教えるにはどうすればよいのでしょう。
もちろん、カニグイザルと同じように、まねをさせるという方法も有効です。
人気キャラクターが主人公の歯みがき絵本も多く出ていますから、それらを利用すれば、お子さんたちは喜んで歯磨きをまねるでしょう。

また、「歯みがきの歌を作ってみる。歌いながらリズムにのせて歯みがきをする。」というやり方も有効。
NHK教育の「お母さんと一緒」では、長く「はみがきじょうずかな」というコーナーを放送し、小気味のいいフレーズにのせて楽しく歯みがきをするお友達の映像が流されたり、
「どどどどがががが」という独特のフレーズで人気の「虫歯建設株式会社」という歌で、
歯みがきへの関心をひく工夫がなされています。
遊び感覚で歯みがきをしてもらうための工夫ですね。

そして最後の仕上げはお父さん、お母さんが愛情を込めてお子さんの歯を磨いてあげることも大切です。これは人間ならではの、歯みがきを通した温かなスキンシップの方法。歯みがきをきちんとしてくれたら、「偉かったね」「いい子だね」とほめてあげることもわすれずに。

歯みがきタイムは親子の有効なコミュニケーションの時間でもあります。
これらの方法を駆使して、楽しい歯みがきタイムを !

日歯広報 2009年4月5日号「歯ごたえのある話」より

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