健診でむし歯になりそうな歯があるといわれたお子さんへ

そろそろ秋の学校健診の結果が御うちに届く頃です。
むし歯はなくても、「むし歯になりそうな歯があります。」と連絡が来ることがあります。
その場合どうしますか?


むし歯になりそうな歯とは、“要観察歯” C₀(初期カリエス)のことです。

むし歯は、以前はC₁ C₂ C₃ C₄と表示していましたが、10年ほど前から、C₀が加わりました。
C₀とは、初期カリエスとも呼ばれるむし歯と健康な状態との境界線にある歯のことです。
主に歯の嚙む部分の溝がが濃い茶色になる場合と、歯肉との境目が白く濁った色になる場合があります。


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写真の矢印の部分は、もう10年以上もまえから、C₀のままです。
歯の咬合面の溝をフッ化物や、キシリトール入りの歯磨き粉で、丁寧に磨いたり、定期的に、歯科医院で、歯面清掃をして虫歯の進行を防いでいます。


下の写真は、前歯の歯肉との境目が白く濁った色になっています。
歯みがきがちょっと足りないようです。
このままの口腔環境では、むし歯になってしまいます。




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初期カリエス(虫歯になる可能性の高い歯)は脱灰(虫歯に進行)と再石灰化(虫歯の修復)を繰り返しております。
適切なブラッシングを行っていないなど、口の中の状態が悪いと脱灰が強く現れます。再石灰化が抑制され、“要観察歯”は簡単にむし歯になってしまいます。
「虫歯になりそうな歯がある」と注意を受けた子どもさんは、より正しいブラッシングと適切な食事指導により、口の中の環境を整える必要があります。
かかりつけの歯科医院や学校で指導方法などをご相談下さい。



春の健診で、虫歯になりそうな歯がありますと言われて、歯医者さんに見てもらったけど、
秋にまた歯医者さんに行かなくちゃ行けないの?と思われる方も多くいらっしゃると思います。


虫歯になりそうな“要観察歯”は、口の中の環境をより整える必要があります。
適切な食事指導と正しいブラッシングが必要なため、これらをしっかり身に付け、口の中の環境がより良い状態になるまで指導を受ける必要があります。

“要観察歯”の中には治療を要する虫歯も含まれる場合もあります。
“要観察歯”は適切な保健指導と事後措置を行う必要がありますが、一定期間後に再検査を行い、治療をが必要と判断されればその時点で虫歯治療を行うことになります。

春の健診の後で、歯科医院にいらしたお子さんも、もう一度、歯科医院で再審査を受けてください。


写真提供  飯田下伊那歯科医師会 会員 

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