食機能を考える会、分科会開催

飯田下伊那歯科医師会の関連団体の『食機能を考える会』の分科会が7月12日に開催されました。


『食機能を考える会』とは、地域住民の皆様のヘルスプロモーションの維持向上の一助となるべく、
食機能を通じて口腔機能の改善を図り、心身の自立と健全化を目指す医師をはじめとした多職種共同の会です。

当日は『介護食分科会; 安全な介護食を作ろう』、 『摂食嚥下分科会; 口腔ケア講習会』の
ふたつの分科会が開催されました。


介護食分科会; 安全な介護食を作ろう
飲み物や食べ物を飲み込んでむせる、飲み込むことが難しくなる状態のことを嚥下障害といいます。
ほうっておくと水分や栄養が不足して体力低下につながったり、食べ物が気管や肺に入り、窒息や肺炎をおこしやすくなるので危険です。
嚥下障害にある方はどうしてたべにくいのか、どうすれば食べられるのかを実習もまじえながら教えてもらいました。
講師にネスレニュートリション(株)佐藤仁美氏と、飯田市駄科『輝山会病院』管理栄養士片桐ツヨコ子氏を迎え、
参加者は16名で、病院や老人施設、デイセンターの栄養士さんや調理師さん、飯田女子短大の学生さんや講師の先生、介護施設のヘルパーさん、自宅介護をされている方など、多種にわたりました。
前半は疑似的に嚥下障害の状態で食事を摂取する体験(舌を動かさずに食べる―舌の運動機能障害の再現)や、
認知症の状態で食事を摂取する体験(目を閉じた状態で食事介助をしてもらって何が起きるのか認知できない状態)をしました。
後半は6人ほどのグループに分かれて嚥下障害があるとたべにくいとされる、お浸し、凍り豆腐のふ含め煮などを、
細かく刻んだり、とろみ剤を使用する方法を実習するだけでなく、
参加者が自分の職場で困っていることや、工夫していることを質問しあったりして、『食機能を考える会』が
当初から目指している職種を超えた話し合いの場となりました。
参加者の感想
・ざっくばらんに他の施設や職種の方と話ができてよかった。
・講演会では話を聞くばかりで質問しづらいが、少人数の実習なのでいろいろな人の経験をきけてよかった。
・受講者同士で、介護食を作る日常の疑問や悩みを相談できる場所ができてよかった。


摂食嚥下分化会; 口腔ケア講習会         

飯田下伊那歯科医師会宮下俊弘会員が講師となり、
前半では誤燕性肺炎の予防や、歯周病をはじめとした口腔疾患の予防のために必要な口腔ケアのレクチャーをしました。
後半では『食機能を考える会』会員衛生士11名が、ほぼ1対1で参加者の口腔内をブラッシング、マッサージして、
口腔ケアを受ける介護される側の感じ方を経験、体感したり、
運動機能障害のある方へのブラッシング方法や、口腔乾燥症への対応など学びました。
参加者は18名で、介護福祉士、ケアマナージャー、PT,看護師」など、多岐にわたりました。
参加者の感想
・入院中の祖母の介護をしているが、入院前にこういうことを教わりたかった。
・衛生士さんに口腔ケアをしてもらって、口腔ケアを受けることがこんなにも気持ちいいことだとわかった。
・上顎や舌などの粘膜にやわらかい歯ブラシをつかってマッサージされると、気持ちいいことがわかって、
介護している方たちにもして差し上げたいと思った。
・少人数の講習会だったし、実習も1対1でわかりやすいし、気楽にわからないところの質問もできて、よかった。


『食機能を考える会』ではこれからも食機能に関した分科会を開催してゆく予定です。
記入協力:食機能を考える会事務局 西島 明   宮下俊弘




















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